DIA日本年会2019に見る製薬業界の動向

リアルライフサイエンスは11月10~12日の間東京ビッグサイトで開催されたDIA日本年会2019にパートナーとして出展いたしました。本年のDIAは「Rational Medicineを世界の人々に届けるために」をテーマとして、誰もが納得できる医薬品や医療を提供するために各ステークホルダーに何ができるのかを中心に活発な議論が交わされました。

リアルライフサイエンスは展示エリアにブースを構え、会期中に200名を超える方々が足を運んでくださいました。数多くの来場者の方々とお話をする機会に恵まれ、業界に関する貴重な知見を得られたことを非常に嬉しく思います。

 

データの活用がカギに

バイオ医薬品や、例えばがん治療薬のように目的は同じでも作用機構が異なる様々な医薬品が登場する中、医薬品の開発段階やその効能を測定する際に、正しいデータに基づいた適切な判断を下すことがこれまで以上に重要となります。また、クリニカル領域においても膨大な量のデータ管理を行う必要があり、今回出展していた企業の中にもIBM WatsonClarivate AnalyticsなどビッグデータやAIを専門とする企業が数多く見られました。

医療や創薬におけるビッグデータ活用は、製薬企業のみならず医療機関やアカデミア、またデータ分析やAIを得意とする企業との連携によって進めていく必要があり、分野を横断した試みとなります。多くのステークホルダーを巻き込み、意見を取り入れて連携を図るという点で、今大会のテーマと非常に親和性の高い議論が各ブースで交わされる様子を見ることができ、今後の業界の発展が非常に楽しみとなる3日間でした。

 

人材の需要は変わるのか?

より高度なデータ活用ができるようになるにつれて、MSL(メディカルサイエンスリエゾン)やデータを適切に読み解くことのできるデータサイエンティストを求める企業がこれまで以上に増えていることを実感しました。また、臨床研究領域においてデジタルデバイスを用いる試みもなされており、クリニカルや薬事における経験に加えてITのバックグラウンドを持つ人材や、デジタル関連プロジェクト立ち上げの経験を持つ人材への需要が高まっている傾向がみられます。

今回、リアルライフサイエンスの姉妹ブランドであり、IT分野に特化した人材会社を行うComputer Futuresからも製薬企業様とお付き合いのあるコンサルタント数名がDIAへと参加し、今後分野横断的な知識や、他分野でのバックグラウンドを持つ人材への需要が増えていく中で、弊社が皆様の採用のパートナーとしてどのようなことができるのかを見つめなおす非常に有意義な機会となりました。

 

いつでもお問合せください

リアルライフサイエンスの各コンサルタントは、製薬、バイオテック、医療機器、診断機器分野において専門性の高い知識を持ち、皆さまのニーズの聞き取りを深くまで行うことで、企業の成長に必要な人材のご紹介をいたします。業界の最新動向や日々のアップデートなどに関するご質問もいつでもお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。弊社のLinkedInページでも最新ニュースを配信しております。ぜひご覧ください。

#inspiredbyyou ― 皆様のストーリーをお聞かせください

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