ICPM 2018に出展しました

ICPM 2018(国際製薬医学会)が9月27日と28日に東京大学の伊藤国際学術研究センターで開かれました。19回目を迎えた今年のICPMは「医薬品開発の未来」をテーマとし、製薬や臨床研究、薬事規制に携わる400名近くの代表者が世界中から集まり議論を交わしました。

リアルライフサイエンスジャパンにとって、カンファレンスへの出展は初めての機会となりました。リアルライフサイエンスジャパンのマネージャーである山條は、「ICPM 2018にパートナーとして携われたことを非常に光栄に思います。世界中の有識者とのネットワークを築くと同時に、医薬品開発の現場における現在の課題についても知ることができる貴重な機会となりました。また、製薬業界の未来に貢献していくであろう専門家の方々のお話を聞くことで、たくさんの刺激を得られました」と語ります。他にもパートナーとして、がん診断や医療感染防止の分野で世界的に展開するサクラグローバルホールディング株式会社や、臨床試験や治験における被験者募集を主な事業とするクロエグループ、データベースの提供やデータ分析を行うJMDC、CROサービスを提供するIQVIAasklepなど、医薬品業界に携わる数々の企業が名を連ねました。

 

盛り上がりを見せるバイオメディカル分野

開会式では、「変化する医薬品開発におけるバイオメディカル専門家の役割」、また「日本における健康関連バイオ技術の未来」について、世界医師会事務局長であるOtmar Kloiber氏と厚生労働省医務技監である鈴木康裕氏による講演が行われました。医薬品の開発には長い年月と膨大な予算がかかることから、中小企業の参入は難しいとされてきましたが、近年アメリカではバイオベンチャーが資金調達に成功した例が多く見られます。

一方、日本では上場後も研究開発への投資が先行して利益の計上が難しく、投資家からの資金調達が困難となるケースが多く、大きな課題となっています。今年9月に治療用抗体の作製を行うバイオベンチャーのイーベックへ、ヤマハ発動機が自社のロボット開発技術を活かした事業拡大のため約5億円の出資を行ない話題となり、バイオメディカル業界においては、今まで以上に様々な分野からの参入が予想されます。

 

メディカル・アフェアーズの今後

2日目の幕開けとなったパネルディスカッションは、メディカル・アフェアーズとMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)をテーマに行われ、医薬品開発のプロセスにおいて高まるメディカルア・フェアーズ部門の重要性や、″現場の専門家″として存在感を強めるMSLをトピックに議論が交わされました。これらの分野では非常に高度な専門性と医療現場における視点が必要とされるため、医師を歓迎する企業も多いようです。しかし、厚生労働省によって2016年に発表された統計によると、日本国内において2016年時点で製薬業界に従事する医師は約450人と推定されており、日本における医師人口の0.2%ほどと極めて少ないのが現状です。今後医薬品開発の現場におけるメディカル・アフェアーズの重要性がさらに高まっていくにつれ、医療と製薬の現場をつなぐ架け橋がより強固なものとなることが期待されています。

専門性の高い人材への需要が高まる中、世界16カ国を拠点とし、ライフサイエンス業界における世界最大級の規模を誇るリアルライフサイエンスの人材ネットワークは非常に大きな強みとなります。医薬品、医療機器、バイオテクノロジー企業を始めとするライフサイエンス業界の外資系から日系グローバル企業まで、日本のスペシャリストのキャリアをサポートする非公開ハイクラス求人を紹介しています。

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